読んだ読んだ の続き


こないだ書きかけて、その後忘れてたから今やっちゃう。


ブランコのむこうで (新潮文庫)

ブランコのむこうで (新潮文庫)

最近とてもショートショートというものに興味があって。
それで読んでみようと思ったんだけど、ほんっとうにショートショートがいっぱい入ってる文庫本だと読むのにつかれちゃうので、これを読んでみた。
まったくショートショートじゃないんだけど、すがすがしいぐらい無駄が省かれてる感がいっぱい。すてき。
ところどころにぐっとくるような言葉が詰め込まれてて、まったく飽きがこなかった。続きも気になるし。ファンタジー!て感じ。でもリアルな。夢の世界。
個人的には彫刻のおじいさんの話とピロ王子の話が好きだ。
解説が眉さんだったことにはびびったけど(学校で先生してはるので、ちょう身近。名前の通り、眉毛はだいぶ特徴的。)


月魚 (角川文庫)

月魚 (角川文庫)

やっぱしなんだか苦手。。。なんでだろう。
古書店ていう少しぼやけた雰囲気で、男の子2人が出てきて、片方が尖がっててもう片方が女っぽいというか内気というか着実な性格で、というのがどうしてもあんまり読んでて気分の良い想像ができなくて。たぶんわたしの偏見なんだけど。
それがずっとまとわりついてたので、あんまし楽しめなかったかも。
時々すごく好きな雰囲気の文章だとか場面は出てくるのにもかかわらず。
あと三人称で書かれてるんだけど、それがよけい中に入り込めないようになってた気がする。
ぐわっと飲み込んで咀嚼するんじゃなく、傍でぼんやり成り行きを見守るしか方法がないような。入り込めない感。読んでる人が排除されてるみたいな。
だからこそ感じれる空気、みたいのもあったのかもしれないけど、わたしはそれよか馴染めない寂しさの方が大きかった。
この人はエッセイに手を出してみた方が良いんかもしらん。イメージ(先入観)なくしたい。