そうだそうだそうだった


突然いろんなものを捨てたくなって、夜中に部屋中ひっくり返してゴミ袋をかまえてたんだけど、びっくりするくらい捨てたいものが何もなかった。
でっかいゴミ袋1袋分にもならない。普段生きてて出るごみと同じくらい。しかも、しょうがなしに捨てたもののが多かった。


雑誌1冊とっても、自分が大好きでしょうがない部分がある(もしくは全部好きだ)から手元に置いてあるんだった。
いつのぞいてみても楽しめるものばっかり置いてあるんだった。
そんなこと思いっきり忘れてた。
全部不要なものだと思ってたのに。
なんだなんだなんだ。
ただ忘れてるだけで、わたしってばけっこうちゃんと生きてきてたんだ、とかなんとか部屋に溢れてる自分の好きなものを眺めながら思った。


たぶん、わたしはいろいろ忘れすぎてる。
目の前の(しかも限定的な)ものに翻弄されすぎてる。