『センセイの鞄』川上弘美

センセイの鞄 (文春文庫)

センセイの鞄 (文春文庫)

やっぱ素敵や・・・。
淡々としてて、すごくリアルなような、おとぎばなしめいてるような。
余計なことなんて一切書かれてないようなのに。

自分にやがてウンメイノゴトキコイがおとずれる可能性は、万に一つもないだろうと・・・
なんてとこがけっこう好きだったりして。


君へ。―つたえたい気持ち三十七話 (ダ・ヴィンチブックス)』を読んだ時も思ったけれど、たぶん、この人は、なんてことないこと(もしくは、どちらかと言うと実際に起こると怪訝な顔をしてしまいそうなこと)をすごく素敵な、素晴らしいことのように話す。
あー。好きだなー。
と単純に思ったりする。


たまに飽き飽きしてしまうこともあるけれど、そこが良い、(だからこそじっくり読めるんだろう)と思う。