最近読んだ本の話。
最近ガツガツ本読んでるのに、なかなか進みません。
集中力がどうこう、って話だと思う。
- 作者: 安野モヨコ
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2004/11/16
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これ読んでから、ちょっと時間経っちゃったけども。
あぁ!安野モヨコ!!
て感じ。
軽くって、読みやすくって、こういうの読んでると元気出る気がする。
「こういうのはダメだと思うの」
とか、
「こうであって欲しい」
みたいなのって、ズバっと言って読むほうに受け入れてもらうのって、カンタンそうに見えて、実はけっこう難しいもんね。
それをできてしまうのは、この軽さと今まで書いてきたマンガがあるからなんだろうなぁ。。。キャラとでも言うか。
逆に、このマンガをまったく知らずに読んだ人にはどう受け入れられるかわかんないけども。
- 作者: 島本理生
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2004/11/16
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好きだ。初めて読んだけど。
ぱっと見、すごく軽く見えるけど。そうではなく。
この言葉の選び方が素敵。
「女の子」でしかできないような。「女」ではなくって。
しかもサラサラ流れていくから、なんだか危なっかしくて。
こりゃ、17歳だからできたことなんだろうなぁ。。。
解説に、「少女漫画的」とか書いてあったけど、少女漫画というよりは、「少女趣味的」みたいな気がした。もちろん良い意味で。
別に、目がキラキラした女の子が浮かぶことはなくて、でも、制服とかが似合う女の子が浮かんだ。だから。
あ、そんな子が考えそう。もう自分にはないな、こういうの。みたいな気分だったから。うん。
キラキラしてる。
そんな意味で。
ここから、どんな風に変わるんだろう、っていう未完成さが魅力だなーとか思ったりしてね。
そういう意味では、「若い」ってのは良いことなんやねぇ。。。
- 作者: 星野智幸
- 出版社/メーカー: 新潮社
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この人も初読みだったけど好きだ。
「三島由紀夫賞」にも納得だったし。(この文体とか、全体の雰囲気とか、この描写のしつこさとか。←もちろんこれも良い意味で。)
解説にあった、「突然旅に出された気分」ってのも納得。
なんだか文章が小難しいんだけど、このことで頭がいっぱいになるからこそ、それが理解できて、どっぷりはまれる、とでも言うか。
ちょっとだけ非現実的な世界が舞台、ってのもあるかと思うけど。
何より、またまたこの言葉の選び方がなんとも!!ツボ。
この描写にこの言葉選ぶんですか!!!みたいな感動。
それだけでお腹いっぱいになれるから、もし、何回も読んで展開とか完璧に覚えてしまったとしても、まだまだ読めるんじゃないかと思う。
わたし、小説は1回読んでしまえばもういいや、と思う人なのに。
そうじゃないものに出会えたのが嬉しい。
…読む人によっては、すごく好き嫌いわかれそうだなーとは思うけど。
なんとなく、純文学っぽい。と思った。
- 作者: 吉田修一
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2004/10/08
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この人をはじめて読んだのは、最後の息子 (文春文庫)で、しかも山田詠美が解説してたから、っていう理由だったのだけど。
その時からちょっと思ってたんだけど。
今回もやっぱり。
わたしにはどうも物足りない。
ここまでひろげたのにもう終わり?
みたいな印象がいつも残って。
なんだろう。。。
読みきっても読みきった気がしない、とでも言うか。
物語の最初だけ読んだような気がする、とでも言うか。
それが良さだよ、と言われたらそうなのかもしれないけど。
たぶん、わたしが小説読む時「その小説の何かを委ねられる」ってのが苦手なんだろうな、とも思ったりして。うん。
コイツはその印象が、前より強かったなぁ。。。
でも、一緒に載ってる『flowers』はなんとなくそんな印象は受けなかった。
切り取られた部分の問題なのかな。うーん。。。
- 作者: 谷川俊太郎
- 出版社/メーカー: 新潮社
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好きなんです。谷川俊太郎。
見たことがある、とか、ちょっとしゃべらしてもらったことがある、とかいうのは別にして。
その中でも特に好きだったので、ついに買ってしまいました。へへ。
普通なんだけど、何かがおかしくて。
なんだか恥ずかしいことを惜しげもなく言ってしまうところもあって。
それがかっこ悪くならない。
すごいなー。このオジサンは!といつも思う。…失礼?苦笑。
「カムチャツカの若者は…」
ではじまる『朝』しか印象がない人は、これ読んだら、たぶん新発見できるはず。ほんと。
と、ちょっとだけ宣伝してみたりして。
- 作者: ジェームズアレン,James Allen,坂本貢一
- 出版社/メーカー: サンマーク出版
- 発売日: 2003/04/01
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あまりにも鬱々としてるわたしを見かねた友達が「読め!」と言ってくれて読んだ1冊。
文章が、とっても自己啓発クサくて、はじめはちょっと抵抗あったんだけど。
書いてあることは、「確かに。。うん。」とうなずけることばかり。
と言うか、ぐちゃぐちゃになった頭を整理し始めるときに良いのかも。
借りて読んだけど、これは手元にあると良いかもなー。