そんなジャンキーが泣いた。


毎日メルマガを出してる大好きな女性実業家(?とでも言うべきなのか否かはわかんない。でもそういう人。)の人がいて、わたしはこの人に出会った時に「うーわ、こういう人になりてー!!」と猛烈に思った人で、ひそかに尊敬していて、わたしが会社で仕事をしていた時に常に目標としていた人で、今もその目標は消えていなくて、だからこそ今もそのメルマガを毎日読んでいて、やる気をもらったり考えさせられたりいろんなことを教えてもらっているのだけれど。
そんな人のメルマガが昨日今日と、ちょうど1年前までわたしが働いていた会社の話をしていて、実はこの人は社長の知り合いで(それは知ってたんだけれど)、でも今まで社長の話はもちろん会社の話も出てきたことなくって、だからちょっと驚いて、いつも以上にがしがし真剣に読んでしまって、なんだか嬉しいんだか自分が情けないんだか哀しいんだかよくわからないものがたくさん込み上げてきて、モニターの前でビービー泣いた。


(以下、思い出話のためたたみますよ。)



会社は、わたしはその時どうしてもしんどくってしんどくってしょうがなくってもうやだ辞めたいっていう一心でちょっと病気になってしまって、無理言って休ましてもらってそのままずるずると辞めてしまって、それっきり、になっているから、今どうなっているのか、だとか、今何しているのか、だとかは一切知らない。連絡先も知っているし、妹みたいに可愛がってくれた上司のメアドも知っているけれど、でも、連絡は取ってない。
きっとそれなりにやっているんだろうなぁ、とは思っていて、あれどうなったんだろう、だとか、あの時は毎日必死だったなぁ、だとか、たまに考えることもある。でも、会社で使ってたメアドも最初のうちは家で受信できるようにしていたんだけれど、自分が苦しくなるような気がしていつだったかに消してしまって、会社で運営していてわたしもいっぱいページつくったサイトも一切見なくなって、社長のブログも知っているけれど見ないようにしていて、だから本当に何の情報もない。
だから、この人に「すごい頑張ってるねーさっすがだー」と言ってもらえていることを突然知れて、すごくすごく驚いて、そして、すごくすごくすごく嬉しかった。


社長にもほかの社員さんにも、実は「ここに就職したら良いじゃない」って働いている時にもうずっと言ってもらっていて、わたしも半分くらいはその気になっていたんだけれど、でも、いつまで経っても会社の空気は冷静に見れば「内輪で満足」で、外になかなか出ない。名前を売ろうともしない。仕事の進行も(別にやらなくても困ることじゃないから)遅い。そして、それなのに、クソ忙しい。それがわたしにはどうしても納得できなくて、約1年間、もうそれはそれはわたしなりにがむしゃらに働いたけれど、その一方では「こんなとこに収まってるなんてやだ」と小娘がそんなことを本気で考えていて(でも、いまだにそれは拭いきれずに残ってる)、だから普通に就活したい、もっと他を見てみたい、でもそんなこと言えない、っていうのがずっとあって、そういうのもしんどい原因のひとつになってた。
あの時はいろんな人に止めてもらって、これまた尊敬するお父さんにまで「こんなに信頼してもらえるところは滅多に出会えない」とまで言われて晩ごはん時のファミレスでぐずぐず泣いたくせに、辞めてしまった。でも、辞めたことにはまったくと言っても良いほどに後悔はなくて、むしろ、すっきりした。
その時に思ったことは(そりゃもちろん情報がその時で止まっているから)変わっていなくて、でも、ひとつ、そのうちに、目標ができた。


いつかまた、わたしが一人前になった時に会いたい。ちゃんと面と向かって話をしたい。
前、会社で働いていた時にはずっと、この女性実業家の人に対して、一人前になったら会いたい、と思っていたんだけれど、やめてからは、会社の人やお世話になったたくさんの社長さんたちにもそう思うようになった。
この目標は、しばらくするうちにすっかり忘れてしまっていたんだけれど、メルマガを読んで思い出して、あぁがんばらなきゃ、って素直に思えて。良かったなぁ、としみじみ思う。
なんの因果か、わたしはちゃんと、この人たちと同じ業界に就職が決まって(全然違う業種受けてたくせに)、こりゃちゃんと会わなきゃ。そう思って。こないだあった配属面談の時は、へらへら笑って「どこでもいいです」とか言ってしまったから、よりこの人たちに近づけるところへの配属希望しなきゃ、と思って、思わず人事にメールしてしまった。
今は本当にブスブスと燻っているけれど、それでもちゃんと、前を向かなきゃなぁ。


と、すぐに自分のことを忘れてしまうわたしのために、ちゃんと、覚え書いとくよ。