読んだもの


恋愛小説

恋愛小説

いろんな人の恋愛小説
川上弘美よしもとばななは相変わらずすてきだなぁ。。と惚れ惚れした。
でも、この中で1番好きだったのは乃南アサの。あーあーあーあーあーと感激しまくりだった。きっと、女の人でないとこれはなかなかわかってもらえないかもしれないけれど、これが本当に何より幸せなんだよ!!と熱く語りたくなってしまうような瞬間の小説で。なんていうか、とにかく「何も難しいことなんていらないから、そうしてこまめに伝えて欲しいんだってば」っていうようなものがものすごくうまく書かれているんだよ。「とにかく彼女がうざい」とか思っている男の人に1度読んでほしいです。めちゃめちゃ単純なんだよ。
あと、ウィスキーがとても美味しそうだった。ちょっと飲んでみたい。


世界の中心で、愛をさけぶ

世界の中心で、愛をさけぶ

図書館ならでは。だったのだけど、思った以上におもしろかった。と思う。
だって映画やらドラマやらでいろいろ流行して(見たことはないけれど)、筋はなんとなく知ってしまっていたのに、読むの楽しかったんだもん。わたしが男の人が書いた話を読むのがすごく久しぶりだったからなのかどうかわからないけれど、すごく新鮮な部分がたくさんあった(でもきっと、男の人かどうかは関係ないと思う)。とても綿密で隙がなくてしっかり入れる。びっくりした。
…と、いう話をゼミの人にしてみたら、「あーわかる。最近流行ったのの中で桁違いにおもしろいもんね」というお言葉いただいた。食わず嫌いはいかんよねぇ。



日傘のお兄さん

日傘のお兄さん

前に青空チェリー (新潮文庫)を読んで、おー好きかも、と思っていた人。
言葉のならびが好みなのだけど、このお話たちはけっこう、それ以外に楽しめる要素があった、と思う。ただ、この表題作はとても惜しい、気がする。というか、それ以外の言葉が見つからない。他の短編はふわふわ浮かんでは消える泡みたいな印象のものが多くて好きなのだけど。まんがのようなはっきりとした筋がある話より、淡々とつづくものを描いているものの方がわたしとしては良いような気がするよ。