長らく記録していませんでした


いつから記録やめちゃってたかも思い出せないけれど、とりあえず最近読んだ本から記録再開してみる。やっぱり残しておきたいお年頃。えへ。
できるだけ、こまめにつけておきたいもんです。



あるようなないような (中公文庫)

あるようなないような (中公文庫)

なんだか不思議とさらさら流れた。
良いなぁこんな人になりたいなぁとものすごく思った。自然でちょっとふしぎな感じ。雰囲気でしかわからないのだけれど。憧れる。なんだか。


たのしいムーミン一家 (講談社文庫)

たのしいムーミン一家 (講談社文庫)

と、そんな憧れから何度も川上さんの本に出てきたムーミンを読んでみた。はじめて。
なんていうか、さらりと毒が流れてくるのだけれど、それをこえるあったかいものがありそうな気がした。1度読み出すとどっぷり入っていってしまう本。これ以外のものもいろいろ読んでみたい。


ぬるい眠り (新潮文庫)

ぬるい眠り (新潮文庫)

久しぶりに江國さんぽいーと思った本。毒気たっぷりめ。
男と女が出てくるような短編ばかりなのだけれど、どれもこれもどこか印象に残るので、それがすごいと思う。普通、こういう短編集ってさらりと読めるかわりにさらりと忘れていってしまうことが多いのだけれど、この本は毒気のもやっとしたものがずっと残ってる。
どこかで読んだことあるなー読んだことあるなーと思いながら読んでいたら、「江國 香織とっておき作品集(asin:4838713088)」の中にけっこう入っているものらしかった。最後の最後にそれがわかってすっきりした(出典見たから)。
ノミの話の展開にはどきどきしてしまって、本が手放せませんでした。いやほんと。


欲しいのは、あなただけ (新潮文庫)

欲しいのは、あなただけ (新潮文庫)

ひっさしぶりに、だめ、これわたし無理、とイライラしながら読んだ本だった・・・(横でゲームしているだんなさんに八つ当たりしまくり、「読むのやめたらええやん」と5回ぐらい言われた)。
恋愛小説っていいつつも、あまりもの激しさにがつんとぶん殴られ、ちょっと逆切れしてしまったような。いや、こんなかたちもありだとは思うのだけれど、たぶん、わたしがもう穏やかに生きたい、とかいう気持ちにひたってしまっているので、そんな反応になってしまったのだと。うん。
とは言いつつも、きっともう読めない・・・。


海の仙人 (新潮文庫)

海の仙人 (新潮文庫)

なんとも言えない優しそうなお名前なので読んでみたくなりました。ら、この名前のとおり、とても素敵なお話でした。
ファンタジーが普通に馴染んでしまってるその世界は、ふわふわしていて、でも片足はちゃんと地についてるようななんとも絶妙な世界で。現実っぽいけど夢っぽい、境目っていっちゃうとすこしもったいないような。
筋っぽい筋が唐突に登場してきて、後半、すこしテンションがさがってしまったようなところもあったけれど。
この人の本は、アマゾンさんで大人買い(て言うほどのことじゃないけれど)したので、もうちょっと読んでみる。


ガールズ・ブルー (文春文庫)

ガールズ・ブルー (文春文庫)

バッテリーとかなんだか話題になっているものの、なんだか長そうだし、清い青春はわたし恥ずかしいの!というひねくれものなので、女子ならちょっとは歪んでいてくれるかしら、と期待を込めて読んだ本(ほんとにひねくれもの)。
が、ちょっとそんな期待のにおいはするものの、清い、そして平和。
おもしろいしこんなに素直に描けるのはうらやましい。けど、けど、けど。映画化とかされて、話題になっていけばいくほど、使い捨てにされていきそうで、怖い。そして、もったいない。
できれば、少年が偶然本屋で見つけてなんとなく買ってみたらおもしろくて、ひとりで寝る前に眠い目こすりながら読んでいてほしい。永遠のノスタルジィとでもいうか。ちょう勝手だけど。