雨降ったと思ったら

ざあざあ降りの中駅まで走って、電車に乗っているうちにだんだん晴れてきて、降りる頃には雨も上がってすっかり晴れ晴れ。
道を歩いていると、カメラ片手に空を見上げているおじさんが2人もいて、なんだと空を見上げてみたらものすごくきれいだった。
よく考えてみたら、家から空を見ることはしょっちゅうだったけれど、歩く道端から空を見上げることはなかなかなかった。なんて、ちょっとした発見。


会社にお付きのお医者さんと少し話をしに行って、この間話した時は「まあ休んだら?」程度だったのに、今日は「もうちょっと休みなさい」に変わった。たぶん、休養ではなくて治療に入るべきところだと思う、と。
確かに、あと何日、となってくるにつれて、どんどん元気がなくなってきていたので、それもそうなんだろうかと思えるものの、えいや、と飛び込むしかないかなと思っていたし、他のたくさんの人はそれでも頑張っていたりするのに私だけこんなに優遇してもらっていて良いのかしら、返すにもたぶんまだものすごく時間がかかるひよっこなのに、とまた少しへこんだ。頭痛い。
唯一の救いは、前はぶっきらぼうな感じで話していた先生が、今日は少し笑顔が多くて、笑ったりもしてくれていたところ。


そんなこんなで話を終えて、それを報告しに行ったら、たまたま同じフロアで働いていて、今日が最終出社日、という同期がみんなに挨拶をしているところだった。あんなに嫌だ、やっぱり耐えられないかも、と言っていた子だったのに、思わず泣いてしまっていて、そういう彼女の素直なところはやっぱり好きだなあとぼんやり思った。
その子はわたしが好き、と勝手に思っていた同期の一人で、その子以外の好きな同期はもうすでにみんな辞めてしまっていて、そんなあれこれを思いながら聞いていると、これはもしかして、この働き方とか場所とかは、わたしに合っていないとかいうオチなのか、と深読みしたくなってしまったりした。
いかんなあ、あまり見たことないくらい気弱。