こんな時はこっこさんに限る

と、もうこっこさんのアルバムをエンドレスで聞き始めて早3日ほど。
その前はヤイコだったのだけれど。
なんでだか、ということはもう救いようがないのでとりあえず置いといて。


最近よく思うこと。
なんだか「結婚」したり「子供」ができたりすると、「つくる動機」がなくなったりすることがけっこう多いんじゃなかろうか、と。
なんでかというと、きっと、ものをつくる人の中には2種類の人がいて、1人は「何かを主張する手段につくることを使っている人」、もう1人は「ただおもしろい(良い・すごい)ものをつくりたいだけの人」で、前者の人(であろう人)の音楽や本を時系列で聞いたり読んだりしていると、結婚とか子供とかそういう人生の転機、というものを迎える前と後だと微妙にパワーとか訴えとか主張とかが弱くなってしまうことが多いような気がしているから。
わたしが本でも音楽でも女の人のものを好んで聞いているから、ということも大きいのだと思うのだけど、なんていうか、今まで動機にしていた「主張」だとかの拠が見つかってしまって、「つくること」があやふやになっちゃうんじゃないかと思って。
そこを超えて、「ただおもしろいものをつくりたい」ところまでいけたら本当にすごいものが作れるんじゃないかな、なんていうことを思ったりする。
もちろん「ものすごくでっかい固い主張」を持ってつくられたものもおもしろいし、男の人はそれに限らないとは思うけど。
これって、微妙に女の人の「仕事」に対するスタンスとも似ていたりするのかなあ、なんて。


まあ、わたしがぼんやりと思っていることなので、本当にたわごと以外の何事でもないのだけれど。
と、いうわけでオチはなし。とりあえず迷っても曲がらない(もしくは変幻自在にくにゃくにゃしてる)動機は必要なのかな。