コールドマウンテンとオールアバウトマイマザー

ディスカスって便利だね。自動で勝手に、というのはわたしみたいなタイプにはぴったり。土曜日のお昼とか、ごはん食べつつ見たりできるのが楽しい。
というわけで、ついに本会員になってしまいました(だんなさんが)。見事に策略にはまったみたいでちょっと悔しさもあるけど。まあ良いや。


コールドマウンテン [DVD]

コールドマウンテン [DVD]

ずーっと見てみたかったけど、「良い、けどめちゃめちゃ長いよ」と言われていてずーっと手に取らなかった、のでディスカスさまさまでやっと見れた。
で、やっぱり長かったのだけれど、どれもこれも必要だと思ったし、無駄もないと思ったし、見ている間は「長さ」なんて全然感じなかった。さすがに見終わった後、どっと来るものがあったけど。内容も南北戦争の中で起こるむごいことえぐいことさもしいことが多くを占めてたし。
それにしても、ニコールキッドマンとレニーゼルウィガーってほんっとうに演技うまいよね。なんでこう、映画によって顔変えれるんだ!?とすごく思う。だって最初本気で気づかなかったもん。本当にしばらくして「あ、もしかして」というところから気づいたし。しっかり役になってるあたり、すごいなあプロってこういうことなんだなあと偉そうな感じで感動した。ほんと。
ナタリーポートマンも同じく、ではあったものの、あんまり存在感がなく(一瞬だったから、というのもあったけど)エンドロールで名前が出てくるまでほんとに気がつかなかった。もちろん、ジュードロウもすごかったけど、なぜか男優さんはどうしてもその人だ、という枠から抜け出して見れないんだよなあ。。。という意味で、女の人がこれだけすごくないとたぶん、ここまで良い映画にはならなかったんじゃないかと思ったりもして。
そんなこんなでめちゃめちゃ良い映画だったと思う。DVD買っても良い!と思うくらい。いろんな場面がそれぞれなかなか忘れられない。すごい。


オール・アバウト・マイ・マザー [DVD]

オール・アバウト・マイ・マザー [DVD]

この映画、まえーに見ていたのをすっかり忘れていて、しかも途中まで「これ前見たことあるわ」ということに気づかなかった…。けど、もう1回見れて良かったなあと思う。これも好きな映画の中の1つになるわ(前もなってたのかもしれないけれど覚えてないのがかなしい…)。
いろんな事情や思いを持っている「男」とか「女」とかを越えてる友情のお話。で、横で見ているだんなさんは「訳わからんわーどういうことなんかわからんわー」とずっと悶々としていたけれど、たぶんこの映画は感覚で見たり感じたりしたことを素直に受け止めればそれで良いんじゃないかと思った。理解しようとしちゃうとだんなさんのように「なんで?どうして?」が山のように出てくると思うので。
みんなそれぞれ不幸に見えるのだけれど、楽しそうにしていたり泣いたり笑ったりするただの人間でもあって、うまく言えないけれど、そういうあれこれが見事にリアルだなあと思う。
この監督の映画、もっと見てみたいな。もうちょっと時間が経ったら。
あと、「欲望という名の列車」もいい加減ちゃんと読んでみようかな(昔っからお母さまに自分が好きだからって「読め読め」言われてたのもあったりするので)。舞台見るよりわたしにはそっちの方が良い気がする。