パッチギ! LOVE&PEACE

パッチギ!LOVE&PEACE スタンダード・エディション [DVD]

えーと、わたし自身前のパッチギ（asin:B0009G3F16)はものすごく好きで、なんでかというとわたしのお父さんや叔父さんから昔っから聞いていた話とものすごく繋がる部分があり、かつリアルで(たぶん)、そして描かれていた内容がとてつもなくわかりやすく、終始一貫していたから、という風に言えるのだけれど、そんな続編を期待して見たところ、「これが一体何なのかわからない」そして「これってパッチギの名を使う必要なくね?」という内容になっていて、とにかくわからなかった。最初から最後まで。
まず第一にあれってどうなったの?これってどうなったの?ということがまっさらになっていて、かつ配役が一新されているせいもあるかもしれないけれど、「誰?これってどうなってんの?」というところがわからない。そして、「在日」っていうところをクローズアップしていた(というか昔の現実を描いた)映画だと思っていたけれど、今回はわざわざ「在日」じゃなくたって「日本人」だったって同じことあるんじゃない?という疑問がものすごく湧いた。かつ、本当にあったことも知っているし今でもそんな場所があることも知っているしけっこう身近なところにこういう問題がころがっている、というわたしの心境(?)からすると、とにかく何もかもががっかり。。。というところが正直な感想。
1つだけ言えるとしたらアンソンやオモニの言動は確かにリアルだよね(少しだけ悪い意味で)、というところくらいなのかも(実際に体験したことあるから)。
主演の女の人がすごく可愛くて良いなあ素敵だなあと思っていたのに、なんていうか、すごくもったいない映画だったなあと思う。できることなら「パッチギ」という名前でやってほしくなかったような気がする。
もったいないなあもったいないなあ。本当にもったいないなあ。
なんでこんな映画にしたんだろう、というのがわからなくてグーっとどこかにうっぷんが溜まった。